年末年始のお知らせと腎虚とトマト

みなさんこんにちは!
雪が本格的に降ってきましたね。去年は本当に雪が少なくて異常でしたが今年はどうでしょう。
年々、寒さに弱くなってきています。『腎虚』進んでいるんでしょうか。漢方薬使って少しでも食い止めたいものです。

さて、年末年始のお知らせです。
以下のようになっております。よろしくお願いいたします。

先日、トマトをたくさんいただきました。新潟市江南区の「トマーテ」さんです。
なんでも特別な作り方をしているんだとか。かわいらしい、ピッカピカのつやっつやです。

食べてみると、驚くくらいみずみずしくて甘い!ビックリです。無菌的な新しい水耕栽培なんだそうです。

新潟の方で売っているようですので、食べたい方は是非是非トマーテさんにお問い合わせを!

さて、腎虚といえば、鍼漢方治療を行う上で一番接する機会が多いものです。腎虚とは簡単に言うと加齢による変化。全部ではありませんが、代表的な症状は関節や足腰の痛みや弱りなどでしょうか。白内障もそうですし、人間では白髪も腎虚です。
腎虚には『腎気虚』と『腎陽虚』、そして『腎陰虚』があります。陽虚は冷えがひどく、陰虚はほてりと乾きがあります。気虚は陽虚の手前、少し冷えがあるくらいの状態です。このように腎虚にもいろいろあるので、ただ単に腎虚に対して漢方薬を処方するのではなく、冷えやほてりを考慮して合うものを使います。漢方薬は『温性(五性)』というものがあって、体を冷ますものから順番に『寒・涼・平・温・熱』という5つに分けられます。これを考えて体質に合わせて使いますが、これを大きく間違えると悪化します。例えば、冷えている身体に体を冷ます漢方を飲んだら余計に冷えてしまいますよね。

そして、今日のワンちゃん紹介はパグのルイちゃん。最近足腰が弱っており、手が開いて辛そう、食欲元気もあんまりないとの主訴でした。お話を伺って診察をした結果『腎陽虚』でした。相談して、最初は西洋薬をメインでつらい症状を早く取って、次に漢方薬と鍼治療でゆっくり体調、体質を整えていきました。体がとっても冷えていたため、足腰を温めて、腎虚を改善する(補う)漢方薬をお出ししました。

鍼治療中です。ヨガマットの上で気持ちよさそうです。この子は鍼と漢方薬の相性がいいようで、気持ちよさそうに半分寝ています^^ ずっと立っているのはつらいので、この子が一番楽な姿勢で施術を行っています。最初は2週間に1回、だんだん延ばして、今は1か月に1回くらいでしょうか。今は、手の開きは完全には良くなっていないのですが、体が温まって四肢の冷えが和らいでいます。食欲元気も安定したようです。これからは悪化を防いで、ルイちゃんが良い生活を送れるようにしていくのが目標です。

このように完璧な改善がなくても、少しでも動物の生活の質がよくなるように、東洋の医療が役立つように丁寧に治療していきたいと思っています。
もし、こんな場合はどう?などのご質問がございましたらいつでも聞いてくださいね。

今日は大雪です。風邪ひかないように、体冷やさないように気をつけましょう。
本当に大変な1年でしたね。1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
少しでも来年は落ち着くといいですね。
それでは良いお年を…。