みなさんこんにちは。
今年もよろしくお願いいたします。
今回は本題からいきますね!
2月1日(土) 午後休診
3月7日(土) 午前受付11:30まで 午後休診
といたしますが、また追加がございましたらすぐにご案内いたします。また、院内の受付脇のボードにも掲載いたしますのでご覧になってくださいね。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
さて!
いよいよ東京オリンピックですが、みなさん運動はしていらっしゃいますか?
自分も数年前まではジムに行ったり、プロテイン飲んだり、サプリメント飲んだり…体作りに一生懸命だったのですが、この病院をオープンする前くらいからまったく行けなく(行かなく?汗)なってしまいました。
衰えは感じます。てきめんに。目も悪くなったし。そうしたらじわじわと血圧も上がってくるんですね。
自分だけは年をとらないもんだと思っておりました…。
これではいかん!ということで、割と最近運動しています。自宅だったり、体育館だったり。自宅ではトレーナーさんからこんなものを勧められてやっております。スタイルのため、というより、もう成人病予防のためです!
これ、腹筋を鍛えるだけかと思ったら全身によく効きます! 超おすすめです! 言う通りにただただこなしてると、あら不思議、結構いい感じです。そんな感じで調子に乗って体育館で運動していたら、年末に肩の肉離れを起こしました…。そして直後に風邪をひきました。漢方薬を流し込みましたが、引き分けからの負け。お正月はツタンカーメンのようにくるまって寝るだけの毎日でした、トホホです…ツタンカーメンです…。
自分のくだらないことばっかりですみません(汗)
それでは、動物はどんな時に漢方薬を使うのでしょう?
とっても簡単に言うと「症状が長引いている子、繰り返している子」に処方することが多いです。 年に1回来るか来ないかくらいの元気ちゃんにはわざわざ使いません。西洋薬がとてもよく効く子にも使わないことが多いです。なんでかというと、西洋薬がよく効くということは原因がわかっていることが多く、体の抵抗力があり、元気であることが多いからです。漢方薬は、ある症状に長く苦しんでいたり、繰り返したり、病院に年間何度も足を運ぶ子に使うことが多いです。西洋薬も長く使っていると効かなくなってくることがあります。耐性ができて、ともとれるのですが、実は体が徐々に弱ってきて、これは老化とはまた違うのですが、薬の吸収が悪くなって効きが悪くなったように感じることがあるのですね。腫瘍やがんを抱えていたり、腎臓病で食欲がなかったり、貧血したり。西洋の治療を一生懸命に行って、それでもみんな少しずつ弱っていくことが多いのですね。それは私も含めて生き物の宿命で避けられない運命でもあるのですが、でもそんなとき、漢方薬がとっても役に立つことがあります。誤解を与えてはいけないのですが、漢方や東洋医学はあるものをなかったことにすることは(ある一部の例外を除いて)残念ながらできないと思っています。たとえば腫瘍が消えてなくなった、とか、腎臓の数値が劇的に改善したとか、貧血の数値がすごく改善した、とか…。
しかしながら。
漢方や鍼治療などに代表される東洋医学は時に慢性疾患にものすごい威力を発揮することがあります。よく使ってみておっしゃっていただけるのは、症状がなくなる前にまず「元気がよくなった」っと言っていただけることが本当に多いです。元気がよくなった、と感じるのは、動きだったり、鳴き声、目の大きさやつや、毛並みなどがよくなった時のようです。体の表面というのは内側の鏡でもありますから、表面だけ元気で内臓が元気でないはずがありません。漢方薬は体の芯を元気にして、消化吸収機能や内臓の働きを元気にします。そうすると今使っている西洋薬やその治療などが再びよく効きだすのです。なので、西洋の治療は基本的には続けることが多いです。西洋の治療はとても良い治療です。ただ、長引くと体や内臓が疲れちゃう。その部分を漢方薬や鍼治療は改善してくれるんです。そうすると体の機能が回復する、これを昔の人は『気血が巡る』と表現したんだと思います。
腎臓病とか、腫瘍など、重い軽いかかわらず慢性の病気があって、前は良かったけど今までの治療が効かなくなってきた、あるいはだんだん弱ってきて見ていて切ない、などお困りのことがあったら、今までの病院の先生に診てもらいながら、こちらに相談に来てはいかがでしょうか。病院を変えるのではなく、あくまで相談です。今までの治療を行いながら、お役に立てることが少しあるかもしれません。
長々とお読みいただきありがとうございます。
少しでも動物の命、飼主さんの心のケアができるよう頑張ってまいります。
今年もよろしくお願いいたします!