ゴールデンウィークの診療について

みなさんこんにちは。
小千谷も桜が咲きました。この2日間、とってもあったかいです^^
暖かいと体がラクです(笑)

さて、ゴールデンウィークの予定ですが、以下のようになっております。


休診が多くて申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。

ついでに、またまた新幹線。
仕事で新幹線を使うことがとっても増えたせいか、いろんな新幹線に乗ります。
先日の新潟の会合の時に、運よく「GENBI新幹線」に乗ることができました。そこでなんと同じ獣医のW先生と会いました。
偶然とはいえ、積もる話がたくさんできてとっても良かったです。
降りるとそこには二階建Max!同時に写真撮れるなんてラッキー!最近運を小出しに使ってる気がします(笑)




 


う~ん、かっこいい。
へ…へぇ~、MaxってMalti Amenity Expressの略だったんですね…。
いかん、にわかファンだということがばれてしまいます(汗)

自分は新元号になる5月1日になぜか歯医者さんの予約を入れてしまいました。
あとで気が付きました(汗汗)

皆さん良いゴールデンウィークになりますように!

4月の診療時間変更のお知らせ

みなさんこんにちは。
『令和』!まったく全く予想外でした。『安』は入ると思っていましたのに。
元号も発表になり、いよいよ春… ではない…です…(汗)
なんということでしょう。4月ですよ…!

びっくりしましたね。
夏タイヤに変えなくてよかったです。
ちなみに先日、鍼の集まりでの千葉です。満開です。お仕事です、お仕事。イカ焼きなんて食べていません(誰も聞いてない?)。 差がすごい!

さて、4月の診療時間変更のお知らせです。

4月19日(金) 午前 通常通り  午後16:15分より受付~18:00終了
4月20日(土) 午前 通常通り  午後16:15分より受付~18:00終了

これらの日は狂犬病集合注射に行ってまいります。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

ついでに。
行きの新幹線がMaxとき、帰りがE7系の新型ときでした! まだ導入されたばかりのはず、超ラッキーでした!!!
新幹線はやっぱりかっこいいです!


みなさんも風邪をひきませんよう、お気を付けくださいね。

溶血性貧血と鍼漢方

みなさんこんにちは。
春のにおいがしますね。と言ってたら朝車の上に雪がうっすら…。
雪解けの土のにおいがすると、気分が明るくなります。決して冬が嫌いなわけではないですが、やっぱり春っていいです。
高圧洗浄機を買いました。ものすごくいい天気の日に意気揚々とセッティングしたらホースと電源が数十センチ足りませんでした。
次の日は大雨でした…。

さて…!(汗)


まぁ…大きいお顔だこと…(笑)

今日はビッグな(?)ご紹介。N市マニィちゃん、MIX、体重60㎏!!! 素敵女子です!
顔はなかなかですが(失礼)、性格は本当~に超がつくほどやさしくていつもしっぽを振りながら寄ってくる子です。
この子は症状がとても重かったです。ほかの病院で「溶結性貧血(免疫介在性の疑い)」と診断されました。
ピーク時、貧血の指標であるヘマトクリット値は最低10%くらいまで落ちました。正常は40%前後です。
溶結性貧血は何らかの原因で赤血球が壊れるのです。貧血が進むと息切れや多臓器不全などを起こして最悪の場合死に至ります。
原因は不明でしたが、山に遊びに行ってからそうなったようなので、何か引き金となる事柄があったのかもしれません。
すでにステロイドを中心とした西洋薬がしっかりと処方されていました。しかしながらだいぶ弱っています。この病気はあるところまで悪くなり続けるので仕方のないことではあるのですが…。

飼主さんはそのメインの治療を行いつつ、何か他にできることがないかとお探しでした。
というのは、私の初診時、マニィちゃんはとっても体力が落ちていて口の中は貧血で真っ白、体は冷え切っていて、部分的にはほてっていて、よく眠れていないようでした。
中獣医学的な診断『証』は『脾陽虚(気虚を含む)』、『血虚』とくに『心血虚』、部分的には『実証』である『血熱』もあったと思います。陽虚(気虚)と血虚は虚証、しかし矛盾しているようですが実証である血熱も混ざったとても複雑な状態です。病態は最初は血熱だったと思います。しかし時間が経つにつれ『病邪』は体の深くに侵入していきます。ですので実証から虚証に移り変わる状態だったと思われます。血虚とくに心血虚などがあると、精神状態である『神(しん)』が不安定になり眠れなくなったりします。

溶結性貧血はとても重篤な病気です。なによりまず西洋薬メインで急性症状に対応した方がよいと思います。
しかしながらそのメインの治療を行いつつ、体力の増強、食欲の維持、安眠、ストレスの軽減、冷えやほてりの改善を目標に鍼漢方治療をするのはとてもとても良いと思っています。

初回はごく軽い鍼を行いました。目標はとにかく食欲を維持すること。そのためには胃腸の冷えを取ること、よく眠れるようにすること。そして悪い熱『血熱』を『瀉す』こと。
人間でもそうですが、栄養を取らず眠れず、だったら病気はよくなりませんよね。
初日で驚いたのは、鍼をした5分から10分後くらいからでしょうか。いびきをかきながら眠り始めたのです。よほど疲れてつらかったのでしょうね。さらに数分続けると、今度は眠りながら手足をパタパタと動かして、ふんふん鳴き声を出していました。ケイレンではなく、とても気持ちよさそうに熟睡レベルで寝てくれたので、おそらく良い夢を見ていたのではないでしょうか。飼主さんと一緒に喜んだのを覚えています。大きい子は体勢の維持が難しく、しかもこの子は鍼中に爆睡(!?)するので横になったまま、診察室はこの子には小さすぎるので待合室を使いました。
やはり偏ることなく全身にまんべんなく鍼をします。

 

ここから数週間にわたり、ほかの病院の先生の治療を受けながら鍼や漢方の治療を続けました。多い時で鍼は週二回。
ゆっくり改善が見られたのですが、途中原因不明のむくみや腹水が出てきてしまい、立てない動けない状態になりました。状態は上がったり下がったりで、飼主さんにとっては本当につらい大変な数週間だったと思います。鍼の方法、漢方薬の種類を何種類も変えました。上の写真は7月半ばころ、腹水やむくみが消え始めているころのものです。顔つきはだいぶ和らいでいます。3枚の写真の真ん中は押さえているわけではなく、なでてもらっているんですよ。

7月末、そろそろ長岡の花火だねという頃、腹水も消え、動けるようになって、このころから少しだけ走れるようになりました。マニィちゃんの表情も明るくなり、機嫌も食欲も眠りの質もとってもよくなりました。
鍼治療の間隔は週二回から二週間に一回、1か月に一回と徐々に減らしながら、同時に慎重に西洋薬も減らしていきながら、血液検査を見つつ治療を軽くしていきました。

幸いマニィちゃんは今のところ再発もなく、元気いっぱい、よい状態を維持しています。
時々冷えておなかを壊すので、特に胃腸を温める漢方薬を常用して、現在西洋薬は胃腸薬の頓服以外は終了することができました。

マニィちゃんは強い子でした。西洋の治療と東洋の治療をフルに使って、あとはマニィちゃんの体力と飼主さんの愛に支えられて、本当に良い結果となりました。
飼主さんも喜んでいらっしゃいましたし、何より自分も、この病院のスタッフもとても喜びました。

今後はおなかを冷やさず、病気を再発させないように数か月に1回のペースで鍼や漢方薬で『養生』しています。
マニィちゃん、ますます元気になりましょう~!

追記
本文を書いたのは半月ほど前なのですが、下の写真は本日のマニィちゃんです。鍼にいらっしゃいました。
肝心の鍼が見えませんね。動画もとったのですが、ファイルサイズが大きすぎてアップできませんでした。
今日は午前中山で遊んできたらしく、リラックスして眠いみたいです。かわいいですね♪ 血液検査も問題なし! 今日もいい子でした!

3月の臨時休診のお知らせ(追加)

こんにちは、春っぽくなってきましたね!
去年が多かったのか、今年が少なかったのかはっきりしませんが、季節の移り変わりがはやいですね。
最近犬も猫も嘔吐や下痢が多いです。いつも春になると多くなりますが、やっぱり1か月くらいずつ早くなっていますね。
もうすぐたくさん花が咲きます。
楽しみですね。

さて、3月の臨時休診のお知らせ(追加)です。

3月29日(金) 休診
3月30日() 休診

となっております。
大変ご迷惑をおかけいたします。
よろしくお願いいたします。

ハートにも漢方

みなさんこんにちは。
まだまだ寒いですが、少し日が長くなってきましたね。
インフルエンザは大丈夫ですか? 自分は冬の真っ最中は風邪をひかないのですが、なぜか3月終わりになると声が全くでなくなるほどの大風邪をひきます。
人も動物もある季節やある時期に体調が悪くなることがあります。例えば低気圧が来ると頭痛や関節が痛くなるとか。
動物の場合は春先におなかを壊すことがよくあります。
中獣医学ではこれらを『外因』とか『邪気』といいます。
『風』というのも邪気の一つで、『風邪(ふうじゃ)』といいます。一般的には「かぜ」と読みますね。
少しおおざっぱな説明です。風邪(ふうじゃ)は体の表面にとどまり、寒気や発熱などを起こします。


さて、今日のご紹介はN市ココちゃん、上目遣いが得意な控えめなキャバリアさん。飼い主さん見つめてます^^;
この子は年齢がわからないのですが、訳あって今の飼い主さんの元へ迎えられました。
10歳以上でしょうか、とっても静かで性格もおしとやかです。
主訴は咳。うちの犬も咳で苦労しました。でもこの子の場合は心臓も関係していそうです。
心臓の音が正常ではありませんでした。やや強めの心雑音です。
普通の診察と、中獣医学的な診察をまずさせてもらいました。
中獣医学的な診察では脈は非常に沈んでいて弱々しい『沈、虚』、舌はとっても淡い『淡、やや紫』でした。
また体は痩せていてとっても冷たく、特に四肢は切ないくらいに冷たかったのです。
これはお部屋が寒いとかそういうのではなく、人間でいういわゆる冷え性、中獣医学的には『寒』の症状が強いのですね。
西洋学的には心臓の循環が悪いのかもしれません。
性格が静かなら問題はないのですが、疲れの症状である『気虚』や疲れ+冷えの症状である『陽虚』によって活力がなくなっていたのかもしれません。
まとめると、心の気が落ちた『心気虚または心陽虚』、痩せていたので『脾気虚』、高齢で慢性は『腎虚』、肺の問題は『肺気虚』ということになります。
『証』の多さから体調の複雑さがうかがえます。
その後心臓の検査をさせていただき、咳の原因は「僧帽弁閉鎖不全症」だと思われます。しかしながら、以前は心臓の薬だけでは咳は改善しなかったとのことでした。そこで高齢の慢性咳では慢性気管支炎からである可能性も考えました。
これらの区別は時に難しいことがります。ですので最初は心臓の治療を中心に、気管支炎のためのケアも行いました。

治療ですが、まずやっぱり心臓は西洋薬を優先で行います。いろんな考え方があると思いますが、私の場合心臓病や癲癇などはまず西洋薬を最優先にします。
それから体質を補う意味で漢方薬と鍼を考えます。この子はとても虚弱で、一番問題なのが『心気虚』ではあったのですが、中獣医学の鉄則として、『脾気虚』がある場合にはまずこれを治療します。それから主たる『証』を治療します。
心臓の西洋薬を数種類を中心に、『脾気』を補い、体を温める漢方薬を選びました。まずごく少量です。

その後、ココちゃんは治療開始1週間で咳が減り始めました。体がとっても暖かくなりました。
西洋薬と漢方薬でとっても快適そうになりました。
その後気管支炎のお薬はやめて、心臓のお薬はそのまま、漢方薬は心臓を補助する漢方薬に変更して治療中です。
心臓を補助する、というと強心薬みたいなイメージですが、そうではなく、体を温めて『気』と『血』を補いながら巡りをよくする、という漢方薬です。
漢方薬で体調が整うと前は効かなかった西洋薬がよく効くようになることがあります。漢方薬が体をサポートして、結果お薬が効きやすくなるという優しい効果ですね。

ココちゃんは相変わらず性格はおしとやかですが、今はとっても快適そうに明るい顔で来院されます。
漢方薬を勧めて本当に良かったと思いました。

ココちゃんますます元気になりましょうね!